新着情報

2022 / 08 / 16  12:00

理学療法士 清水 大貴 氏、第47回日本運動療法学会 最優秀演題賞受賞

理学療法士 清水 大貴 氏、第47回日本運動療法学会 最優秀演題賞受賞

7月2日に開催された日第47回本運動療法学会学術集会(小林龍生大会長)において発表した「肺高血圧症患者における運動耐容能および下肢機能低下を規定する因子の探索」がみごと最優秀演題賞に選出されました。

清水氏は、肺高血圧症にフィットネスの低下をもたらす要因を調べるため、当院で右心カテ検査を実施した肺高血圧症患者262例の心機能や体組成、身体機能を詳細に調査しました。心肺機能の最も良い指標とされる6分間歩行距離に影響を与える因子として、平均肺動脈圧の他に、筋の質や栄養状態を反映する「位相角」という指標が強く関連していることを見出し、リハビリテーション栄養の重要性を示しました。この他にも若年層における下肢運動機能低下が特徴的であったことから、下肢運動機能を標的としたリハビリテーションが重要であることを明らかにしました。

写真は、左より田代祥一講師、山田深教授、清水大貴氏、循環器内科・合田あゆみ講師、循環器内科・河野隆臨床教授

2022 / 06 / 06  13:00

令和5年度後期研修:一次募集

当教室での令和5年度~の後期研修へのご応募ですが、6月30日を一次〆切とさせていただくことにいたしました。

こちらに基づいて選考を行い、内定者リストの作成を進めて参ります。定員に満たなければ二次、三次募集を行う可能性もありますが、リストの順番は必ず一次>二次>三次の方と致します。ご応募いただける場合は、応募書類をお送りしますので一度HPフォームよりご連絡いただきますようお願い致します。

なお、次の点にご留意ください。

・大学病院としての書類提出期限とは異なるものになります。

・東京都専攻医数シーリングの影響を受ける可能性があります。

ご質問などは随時お受けしておりますので、遠慮なくご連絡ください。

医局長・講師 田代祥一 MD, PhD

2022 / 01 / 12  12:00

SCU集合写真

SCU集合写真

2年ぶりに脳卒中ケアユニットの集合写真を撮影しました。
主に脳卒中科の先生方ですが、塩川脳神経外科教授(センター長)と山田教授(副センター長)、田代講師(副病棟医長)も入っております。

2021 / 11 / 25  22:00

上梓:脊髄損傷の再生リハビリテーションについての総説

田代祥一講師や中心となり、脊髄損傷の再生リハビリテーションについてまとめたreviewがnpj Regenerative Medicine誌(2 year Impact Factor - 10.364)より上梓されました。再生リハビリテーションは再生医療に併用されるリハビリテーション手法のことで、移植された幹細胞の生着や神経分化、宿主神経回路への統合などに欠かすことのできない治療手段です。本総説では、脊髄損傷の再生リハビリテーションについて臨床と基礎の両面から総覧し、明らかになっている機序や課題、展望について論じました。この分野の総説は非常に少なく、本邦からはおそらく初めてのものです。以下からopen accessでご覧頂けます。
Tashiro S, et al., Current progress of rehabilitative strategies in stem cell therapy for spinal cord injury: a review. npj Regenerative Medicine, 6, Article number: 81 (2021)
2021 / 09 / 30  13:00

田代祥一講師 第10回杏林医学会研究奨励賞を受賞

田代祥一講師が、研究論文"Probing EEG activity in the targeted cortex after focal transcranial electrical stimulation" Tashiro S, et al., Brain stimulation. 2020.13(3):815-818にて第10回杏林医学会研究奨励賞を見事受賞しました。

非侵襲的に脳機能を修飾できる経頭蓋電流刺激法は,簡便かつ安全にリハビリテーションの効果を増強させられる併用療法として大きな期待を集めています.時間分解能に優れる脳波で計測されるBrain stateは効果指標として重要ですが,電流刺激電極と脳波記録電極は別物であるため,刺激電極で覆われた部位,すなわち標的領野由来の脳波を記録する手段が乏しく,直接的な神経生理作用の検証が困難でした.田代君は刺激電極の中央に脳波電極を埋め込むという簡潔明快な手法を発明し,このハイブリッド電極により十分に脳波測定が可能であることを検証,報告しました.本手法は,従来必須と考えられてきた脳磁図や機能的核磁気共鳴の併用といった大掛かりな設備が不要で,多くの研究室で簡便に実施可能であるため,臨床神経生理学や神経リハビリテーション領域の研究・臨床を大いに振興する画期的な業績であると言える点が評価されました.

https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/kyorinms/award/index_02.html

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