新着情報
2023 / 12 / 05 12:00
村田裕康PTの論文がFrontiers in Nutrition誌(IF5.0)に掲載されました
Hiroyasu Murat, Syoichi Tashiro, Hayato Sakamoto, Rika Ishida, Mayuko Kuwabara, Kyohei Matsuda, Yoshiaki Shiokawa, Teruyuki Hirano, Ryo Momozaki, Keisuke Maeda, Hidetaka Wakabayashi, Shin Yamada
Impact of rehabilitation dose on body mass index change in older acute patients with stroke: a retrospective observational study
Front. Nutr., 05 December 2023 Volume 10 - 2023 | https://doi.org/10.3389/fnut.2023.1270276
脳卒中急性期では、全身状態や意識障害などにより活動量が低下し、経口摂取が不十分となり、栄養不良や体重減少が頻繁に発生します。栄養不良や体重減少は患者の臨床転帰に悪影響を及ぼすため、急性期入院中からこれらを予防する必要があります。本研究では、回復期リハビリテーション病院へ転院した65歳以上の急性期脳卒中患者187名を対象に横断研究を行ったところ、急性期入院中のリハビリテーション量(理学療法と作業療法の合計)が多いほど、体重減少が抑制されていることが明らかとなりました。すなわち、高齢患者において脳卒中急性期リハビリテーションの実施量を増やすことが栄養不良の予防策になりうる可能性を初めて示しました。