新着情報
リハビリテーション室 團裕菜さんが第45回日本脳卒中学会学術集会優秀賞を受賞

2020年8月23日~9月24日にWeb開催された第45回日本脳卒中学会学術集会(塩川芳昭会長、本学脳神経外科教授)において、リハビリテーション室作業療法士の團裕菜さんが発表した「Pusher現象に対する腹臥位療法の効果」が、優秀演題賞(ポスターの部)を受賞し、この度記念品が授与されました。一般演題の座長による評価とWebからのアクセス数を加味した評価で、脳卒中センターでの取り組みが高い注目を集めました。
團裕菜さんは「身体が傾いてしまうPusher現象は日常生活で多くの介助を必要とし、リハビリの進行を妨げる要因で常に悩ませる課題でした。少しでも介助量が軽減して次のステップへ移りたい思いで今回取り組んだため、賞を頂けたことはとても嬉しく思います。今後の臨床にも活かし、患者さんの機能改善に繋げられるように頑張ります。塩川芳昭教授、平野照之教授(本学脳卒中医学)、山田深教授(本学リハビリテーション医学)をはじめ、これまでご指導を賜りました先生方に感謝申し上げます。」とコメントしています。
田代祥一講師 Stroke2020 学会賞・臨床部門を受賞

2020年8月24-25日に行われているStroke2020にて、田代祥一講師が学会賞・臨床部門を受賞しました。受賞演題は「慢性期脳卒中患者におけるClosed-loop神経筋電気刺激を利用したニューロリハによる体性感覚皮質可塑性の誘導」で、慶應義塾での最近の研究成果を発表しました。慢性期脳卒中患者に対するニューロリハによる感覚野可塑性を電気生理学的に初めてとらえた点、電気生理学的評価として多くの施設で実施可能な体性感覚誘発電位SEPを利用しており、ニューロリハ研究の裾野を大きく広げる可能性が評価されました。
医局説明会のお知らせ(追記)
7月22日(水)18時より、リハビリテーション科医局(第二病棟西側1階)にて、研修医、転科希望医師、医学生を対象とした医局説明会を行いました。お越しいただいた先生にはありがとうございました。
引き続き募集しておりますので、当科での後期研修にご興味がおありの先生は、ご連絡をお待ちしております。
新型コロナウイルス感染症Covid-19患者さんのリハについての研究
杏林大学医学部付属病院でCovid-19の治療を行われた患者さんについて、ご入院中のリハビリに関する後方視的な調査を多施設研究として行います。医学部倫理委員会の審査・承認を受けた方法で、個人情報は完全に匿名化して解析いたします。該当する患者さんで、ご質問がある方や組み入れを望まれない方はご連絡を頂ければ幸いです。詳しくは、上部の「患者さんへのお知らせ」タブをご覧ください。責任者:田代 祥一(講師)
Pusher現象に対する腹臥位療法の効果に関する研究
Pusher現象(プッシャー現象、プッシング現象)とは、脳卒中や脳腫瘍で脳の特定の領域が障害された場合に、姿勢を適切に維持できなくなってしまう症状です。体を支えている手で、倒れてしまう方向へ突っ張って押す、より倒れる方向へと力を掛けてしまう様子からこの名称がつけられています。
杏林大学医学部付属病院では、プッシャー現象の治療として、簡便かつ安全なリハビリ手技である「腹臥位療法」を行っていますが、ご入院中のリハビリに関する後方視的な調査を行います。医学部倫理委員会の審査・承認を受けた方法で、個人情報は完全に匿名化して解析いたします。該当する患者さんで、ご質問がある方や組み入れを望まれない方はご連絡を頂ければ幸いです。詳しくは、上部の「患者さんへのお知らせ」タブをご覧ください。責任者:池田 光代(作業療法士長)、山田 深(教授)