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2022 / 08 / 16  12:00

理学療法士 清水 大貴 氏、第47回日本運動療法学会 最優秀演題賞受賞

理学療法士 清水 大貴 氏、第47回日本運動療法学会 最優秀演題賞受賞

7月2日に開催された日第47回本運動療法学会学術集会(小林龍生大会長)において発表した「肺高血圧症患者における運動耐容能および下肢機能低下を規定する因子の探索」がみごと最優秀演題賞に選出されました。

清水氏は、肺高血圧症にフィットネスの低下をもたらす要因を調べるため、当院で右心カテ検査を実施した肺高血圧症患者262例の心機能や体組成、身体機能を詳細に調査しました。心肺機能の最も良い指標とされる6分間歩行距離に影響を与える因子として、平均肺動脈圧の他に、筋の質や栄養状態を反映する「位相角」という指標が強く関連していることを見出し、リハビリテーション栄養の重要性を示しました。この他にも若年層における下肢運動機能低下が特徴的であったことから、下肢運動機能を標的としたリハビリテーションが重要であることを明らかにしました。

写真は、左より田代祥一講師、山田深教授、清水大貴氏、循環器内科・合田あゆみ講師、循環器内科・河野隆臨床教授