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2021 / 09 / 30  13:00

田代祥一講師 第10回杏林医学会研究奨励賞を受賞

田代祥一講師が、研究論文"Probing EEG activity in the targeted cortex after focal transcranial electrical stimulation" Tashiro S, et al., Brain stimulation. 2020.13(3):815-818にて第10回杏林医学会研究奨励賞を見事受賞しました。

非侵襲的に脳機能を修飾できる経頭蓋電流刺激法は,簡便かつ安全にリハビリテーションの効果を増強させられる併用療法として大きな期待を集めています.時間分解能に優れる脳波で計測されるBrain stateは効果指標として重要ですが,電流刺激電極と脳波記録電極は別物であるため,刺激電極で覆われた部位,すなわち標的領野由来の脳波を記録する手段が乏しく,直接的な神経生理作用の検証が困難でした.田代君は刺激電極の中央に脳波電極を埋め込むという簡潔明快な手法を発明し,このハイブリッド電極により十分に脳波測定が可能であることを検証,報告しました.本手法は,従来必須と考えられてきた脳磁図や機能的核磁気共鳴の併用といった大掛かりな設備が不要で,多くの研究室で簡便に実施可能であるため,臨床神経生理学や神経リハビリテーション領域の研究・臨床を大いに振興する画期的な業績であると言える点が評価されました.

https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/kyorinms/award/index_02.html